今回はCBDが抽出されるヘンプとサスティナブル農業の関係についてご紹介していきます。みなさんは“サスティナブル”という言葉を聞いたことがありますか?地球温暖化の改善に重要な要素を秘めた“サスティナブル”な活動とヘンプには大きな関係があるのです。CBDをお使いの方もそうでない方も、今日は少し自然環境に目を向けて“サスティナブル”とは何か知ってみてくださいね。

サスティナブルとは?

サスティナブルとは英語で“Sustainable=支持できる、持続できる、耐えうる”という意味の単語です。(引用:Weblio英和辞典)ただ、近年では色々な場面でちょっと違う意味合いで使われるようになっています。
例えば経済の面で用いられるサスティナブルとは、これまでおこなわれてきた搾取型ビジネスではなく、コミュニティーや地域・自然に配慮しながら経営をおこなうことで、更なるビジネス的還元と利益を目指すシステムのこと。また、特に注目されているのが農業の面でのサスティナビリティーです。サスティナブル農法とは、自然に優しいだけでなく現状を維持し、未来に残すことを目的とされています。化学薬品や農薬は植物を大きく成長させたり、害虫が付くのを防いでくれます。でもそれは土壌に大きな負担をかけることになり、植物もその薬品成分を吸収しているため、人間の体内にも取り込まれますよね。サスティナブル農法は環境はもちろん、ヒトの体にも良い影響を与えることに繋がるのです。
サスティナブルという言葉は2015年の国際サミットで取り上げられた「持続可能な開発(SDGs)」という採択で一気に注目を集めました。17カ国の国際的目標に掲げられたこの活動は、今後10年間にどれだけコミットできるかで地球の未来を左右するとまで言われているんですよ。
このように今国際的目標に挙げられ、注目を集めている活動は、“サスティナブルファッション”“サスティナブルワイン”など、さまざまなジャンルでのトレンド化しつつあります。そして、私たちが利用しているCBDが摂取されるヘンプとも、実は大きな関係があるのです。次で詳しくお伝えしていきますね。

サスティナブル=持続できる、耐えうる環境作りにヘンプはどのような関係があるのでしょうか?以前別の記事でもお伝えしましたが、ヘンプは土壌環境にとてもいい植物なんですよ。理由は以下の通りです。
- 農薬不使用
- 土壌改善
- 早期成長
- 場所を選ばない
- CO2削減

さらにもう一つ重要なヘンプのサスティナビリティーは、その活用法にあります。ヘンプはCBDの抽出だけでなく、衣類や建築剤、土に返還できるプラスチック代用品など、葉・花・実・茎・根を全て余すことなく使い切ることができるのです。さらにCBDを抽出した後の繊維なども有効活用されており、私達の生活をサポートしてくれるのですよ。
古来から日本でも生活に取り入れられてきた麻は、時代や呼び名によってその印象や価値観に変化が見られる、とても不思議な植物です。日本で「麻」と言えば、丈夫な麻ヒモや通気性の良い良質な布素材などを連想させますよね。古来では、色用品や治療薬として用いられていました。また、麻=大麻(マリファナ)というイメージもあり、身体に悪影響を及ぼすイメージもあるのです。このようにさまざまな印象を与えながらも、ヒトと大きく関わりを持ってきた植物は少ないのではないでしょうか?
近年ヘンプはCBD製品の販売許可により、大きく知られるようになりましたが、実は昔から私達の健康や生活を支えてくれていたのですね。今後はサスティナブルの面でも更なる活躍が期待できそうです。
