
今回はCBD製品の妊娠中や授乳中の摂取について記載していきます。FDA(アメリカ食品医薬品局)が推奨する安全なCBDの摂取方法とは一体どういったものなのでしょうか?元気な赤ちゃんのためにも、ぜひチェックして見てくださいね。
【目次】
1.妊娠中にCBDを摂取しても大丈夫?
2.FDAの研究結果
5.最後に
妊娠中にCBDを摂取しても大丈夫?

妊娠や出産は女性にとって人生の一大イベント。元気な赤ちゃんに出会えることはとても素敵な出来事ですが、同時に体調の変化の戸惑い悩む人も多いですよね。つわりや貧血、食欲の増減の他にも、頭痛や腹痛などの症状が伴う場合もあります。生理中と似た症状もあることから、安全な天然成分のCBDを摂取したいと考える人は多くいます。でも、残念ながらCBDの妊娠中や授乳中の摂取は推奨されていないのです。
その理由の1つが、国内でCBDを熟知している専門医がいないということが挙げられます。日本ではまだCBDが普及し始めたばかりでということもあり、医療機関での取扱も少なく知名度も高くありません。そのため、妊娠中や授乳中にCBDを摂取し、万が一なにか問題が起きた場合に対応できる医師がいないのです。より安全を期すためにも摂取しない方がいいということですね。

また、アメリカではてんかんなどの疾患がある場合を除いて、乳幼児~青年までのCBDの使用は禁止されています。アメリカで人気の高かったCBDのエディブル製品(食品)などは日常的に摂取しやすく便利な製品なのですが、子供がおやつとして誤って食べてしまう事例が増えたことから、現在は規制が見直されているんですよ。このことからもわかるように、アメリカでは子供にはCBDの摂取を避けているのですね。
まだCBDが研究段階にある未知の成分のため、まだまだ調査が必要です。母体を通して、CBDが胎児や赤ちゃんに影響を与えるかどうかについては、次の項目で詳しくご紹介させていただきますね。
.FDAの研究結果

FDAとはFood and Drug Administrationの略で日本語ではアメリカ食品医薬品局と呼ばれています。日本でいう厚生労働省のような役割を果たす機関で、CBDについての規制を担っています。
このFDAの公式サイトにはCBDが胎児に与える影響についての記載が書かれています。
●母親が授乳期にCBDの摂取を続けていると、母乳を経由して赤ちゃんに影響を与える可能性がある
●妊娠中にCBDを摂取すると、男の子の胎児の成長に影響を与える可能性がある
またCBDを摂取すると得られる効果の中には、妊娠中や授乳中には危険なものもあります。睡眠導入効果は育児などの事故に繋がる場合もあります。鎮痛作用で微妙な体の変化に気付かず、切迫早産などに陥るケースも。特に妊娠中は人によって症状がさまざまなため、あらゆるリスクを考慮する必要がありますよね。

CBDが抽出されているヘンプと同類植物であるマリファナは、母体や母乳を通して胎児や赤ちゃんに影響を与えることがわかっています。未熟児や脳の機能障害が発生している事例も存在していることから、大麻草の扱いには充分注意が必要と考えられます。
人体にポジティブな影響を与えることがわかっているCBDですが、妊娠中や授乳中への影響はまだまだ研究が必要なのですね。FDAのホームページでも、CBDが胎児に与える研究に付いては未だ不十分な部分が多く、利用にはリスクを伴うと謳っています。妊娠中や授乳中の体調不良は辛いですが、かかりつけの医師と相談してCBD以外の改善方法を探してみてくださいね。
最後に

今回はCBDを妊娠中や授乳中に摂取することについて詳しくお伝えしてきました。体調が悪くなる時期にはCBDを摂取したくなってしまいますが、赤ちゃんのためにも控えるようにしてくださいね。